和菓子の文近堂様の店舗を設計・施工させていただきました。

和菓子の文近堂様は、倉敷の茶屋町の近く高須賀の和菓子屋さん。「大山名人もなか」などの地元にちなんだ和菓子や、「カフェオーレ大福」のような創作大福が地域の人に愛されています。

店主様は若い頃、京都や東京、静岡と和菓子の修行を重ねられたそうです。そして岡山市内の店舗を構えた後に、満を持して愛する地元・倉敷に戻ってこられました。

高橋建築でご自宅を新築新築してくださった後、地元の方々に、気軽にお店に来てお菓子を選んでもらいたいという願いを託して、自社店舗をご依頼くださいました。

お客様に気軽にお越しいただけるようにとガラス張りの入口に。外からも店内がよく見えるようになっています。

大きな屋根の深い軒が、店内に強い日差しが入るのを防ぎます。アプローチは洗い出しでていねいに仕上げています。

古民家風の和の佇まいが、穏やかな田園風景に似合います。大きな軒の下では、買い物に来られた地元の方同士が立ち話をする姿も見受けられるそうです。

広々とした開放的な店内で、種類も豊富なお菓子選びは、どれにしようかと迷うのも楽しい時間です。2階のフロアの手すりの縦格子が壁面のアクセントになって空間の高さを際立たせます。

高い天井まで伸びる檜の8寸柱の長さは6.5m。この大黒柱を中心として建物全体が、大屋根に守られた吹き抜けになっています。

吹き抜けが高くて気持ちの良い店内は古民家を意識しています。太くて立派な檜(ひのき)の梁は、訪れたお客様もしばし見上げるシンボル的な存在感です。

勾配屋根に設けた天窓から注ぐ光が、やさしく明るい店内。杉や檜といった木材だけでなく、珪藻土や石など、店内は自然素材をふんだんに使っています。

目線を上に上げると、顕(あらわ)になった木組みがおもしろくも大胆、いつまでも飽きがきません。

「和菓子 遊菓庵文近堂」この風雅な看板に使っていただいた一枚板は、高橋建築の倉庫にストックしてある天然乾燥の貴重な材木の中から選んでいただきました。

日が暮れると小さな家の窓明かりが中心となり、開放的な昼間と打って変わり周囲は少しさびしい雰囲気に。文近堂の大きなガラス戸から広がる店内の光が地域にやさしく拡がり安心感が生まれています。

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